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2024.11.1

November 1st, 2024

 
坂倉建築研究所 金曜会 / 齊藤太一氏

日時:2024/11/1(金)19時~ @坂倉建築研究所
講師:齊藤太一氏(造園家、DAISHIZEN代表取締役社長、SOLSO代表)

講師略歴
1983年生まれ。高校在学中から独学で造園などの仕事に携わり、19歳で都内の園芸会社の造園・グリーン部門の立ち上げを担当。
2011年 DAISHIZEN 設立。

近年の主なプロジェクトは
「地中図書館」(2022年 NAP建築設計事務所)、「太宰府天満宮仮殿」(2023年藤本壮介建築設計事務所)、「ハラカド」(2024年平田晃久建築設計事務所)など多数。
 
 
 
 
 
 
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2024.4.12 

April 12th, 2024

坂倉建築研究所 金曜会 / 金田充弘氏

「柔らかい構造」

日時:2024/4/12(金)19時~ @坂倉建築研究所
講師:金田充弘氏(構造エンジニア、Arup東京事務所勤務、東京藝術大学教授)

講師略歴
1970 年 東京都生まれ。
1994 年 カリフォルニア大学 バークレー校環境デザイン学部建築学科卒業
1996 年 カリフォルニア大学 バークレー校工学部土木環境工学科修士課程修了
1996 年 Arup 東京事務所勤務
2002 年 松井源吾賞受賞
2005 年 Arup ロンドン事務所勤務
2007 年 東京芸術大学美術学部准教授
主な作品として「銀座エルメス」「ぎふメディアコスモス」「やま仙」「TERAKOYA」等多数。
 
 


 

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2018.6.29

June 29th, 2018

坂倉建築研究所 金曜会 / 横田重雄氏

2018.3.9

March 9th, 2018

坂倉建築研究所 金曜会 /鈴木隆之氏
  
建築家であり小説家である鈴木隆之さんが、昨年10月に「表現空間論―建築/小説/映画の可能性」(論創社)を出版されました。
「建築や小説の概念を「想像力」で組み替えることで、両者の新たな可能性を開拓する。」
ことを通して「社会が成長を終えた現代に、新しい空間の創出は可能か?」をテーマとしたレクチャーをしていただきました。
 
鈴木隆之氏はアトリエ・ファイ建築研究所に在籍されていた
1987 年に「ポートレイン・イン・ナンバー」で第30回群像新人文学賞受賞を受賞され、建築だけに捉われない執筆活動を続けられています。
京都精華大学教授(1989~2017)、SCI-Arc(南カリフォルニア建築大学)客員研究員(2005)など教鞭も取られながら
「大阪平和資料館コンペ」佳作入選(1989)、「小説家の家」(SD Review 2005 入選)、「京都精華大学本館」など建築家としても活躍されています。
 
他著作に
「未来の地形」(講談社/1992) 
「エースをねらえ!論」(風塵社/1995)
「「建築」批判 空間をめぐる光芒」(彰国社/1995) ISBN 4-395-00430-X
「不可解な殺人の風景」(風塵社/2002) ISBN 4-938733-97-8
「500万で家をつくろうと思った」藤井誠二共著(アートン/2003)
「パーフェクト・ワールド」(論創社/2014)
があります。
 
 
 
 

2018.1.26

January 26th, 2018

坂倉建築研究所 金曜会 /淵上正幸氏

「 現代世界建築を展望するー2
View on Contemporary World Architecture-2 」 

世界のトップ・アーキテクトが繰り出すユニークな建築は如何様にして生まれるのか。
雑誌やネット上で騒がれる彼らの建築デザインにはどのような秘訣があるのか。
種々の建築タイポロジーを例に検証したい。
淵上正幸 / Masayuki Fuchigami
㈱シネクティックス主宰
建築ジャーナリスト&エディター
  
 
 

2017.8.4

September 4th, 2017

坂倉建築研究所 金曜会 /
鯵坂徹氏 北村紀史氏 長谷川香氏 藤井愛氏 萬代恭博氏

「パリ 坂倉準三展 報告会」

2015.7.10

July 10th, 2017

坂倉建築研究所 金曜会 / 山岡嘉彌氏

「手の記憶・手の記録」そのⅡ

2017.5.19

May 19th, 2017

坂倉建築研究所 金曜会 / 石川亨氏 中尾博氏 高山栄二氏 今春大介氏

「ISUZU PLAZA/PLAZA annex 竣工・ドイツ視察」

2017.2.3

February 3rd, 2017

坂倉建築研究所 金曜会 /ソラ・アソシエイツ 藤田 久数氏 川村 和広氏

「landscape / lighting and art」
 
藤田 久数氏【Landscape】
略歴
愛知県生まれ
1980 年 株式会社LD ヤマギワ研究所入所
1994 年 株式会社ALS 景観デザイン研究所設立参画
1998 年 有限会社ソラ・アソシエイツ設立

川村 和広氏【Lighting】
略歴
茨城県生まれ
1987 年 武蔵工業大学建築学科 卒業
1987 年 株式会社LD ヤマギワ研究所入所
1998 年 有限会社ソラ・アソシエイツ設立
 
 
 

2016.11.4

November 4th, 2016

坂倉建築研究所 金曜会 /古澤大輔氏

日時 11/4(金) 19:00~21:30 坂倉事務所1F打合室

講師 古澤大輔 氏 (建築家、株式会社リライト取締役)
1976年 東京都生まれ
2000年 東京都立大学工学部建築学科卒業
2002年 同大学院修了。
2002年 メジロスタジオ設立、馬場兼伸、黒川泰孝と共同主宰
2010年 株式会社リライト参画
2011年 建築・不動産部門分社化、同取締役
2013年 日本大学理工学部建築学科助教(古澤研究室主宰)。株式会社リライトデベロップメントとメジロスタジオ一級建築士事務所を業務統合、同取締役就任。
 
 
 
 

2016.9.2

September 2nd, 2016

坂倉建築研究所 金曜会 /今川憲英氏

《 Materials & Structures Speaks philosophy &Works 》
 ~地震国における Serendipity な構造デザイン~

今川 憲英 氏
外科医的建築家、構造エンジニア

略歴
広島県尾道市生まれ。
1969 年日本大学理工学部建築学科を卒業。
その後東京大学生産技術研究所川股研究室、渡辺邦夫擁する構造設計集団(S.D.G)を経て
1978 年に構造設計事務所T.I.S. & PARTNERS を設立。
現在、東京電機大学未来科学部建築学科教授。T.I.S. & PARTNERS 主宰
2004 年に株式会社M&SD 研究会設立。
2007 年5 月に株式会社ISGW 設立(Chairman CEO 兼任)。

2016.6.10

June 10th, 2016

坂倉建築研究所 金曜会 /迫慶一郎氏

49th 2015.12.18

December 18th, 2015

坂倉建築研究所 金曜会 /日暮雄一氏
 
「美しき土の造形(たてもの)」

48th 2015.8.21

August 21st, 2015

坂倉建築研究所 金曜会 /陶器二三雄氏

「静かな凛とした建築をめざして」 -歴史に学ぶ中庸と軽やかさ-

47th 2015.5.22

May 22nd, 2015

坂倉建築研究所 金曜会 /近角真一氏

「改修して住む、日本で一番古いRC造集合住宅」

46th 2014.12.12

December 12th, 2014

坂倉建築研究所 金曜会 /淵上正幸氏

「ル・コルビュジエ 遥かなるインドの大地へ」

45th 2014.11.28

November 28th, 2014

坂倉建築研究所 金曜会 /竹村 眞一郎氏

「欧米の人々が描く主に建築を中心にした 日本文化像と坂倉準三のシルエット」

44th 2014.10.10

October 10th, 2014

坂倉建築研究所 金曜会 /内山美之氏

「すべてはロンドンから始まった」
 -4カ国5都市で働き、いま東京での仕事に挑む-

 
[講師略歴]
1966年東京都生まれ。建築家。1990年神奈川大学卒業後、Rogers Stirk Harbour Partners、北川原温建築都市研究所 勤務を経て、2009 年よりZaha Hadid Architects 勤務。

43rd 2014.4.4

April 4th, 2014

坂倉建築研究所 金曜会 /広瀬郁氏

「建物のビジネスのデザイン」
 
[講師略歴]
1973年東京都生まれ。プロデューサー。株式会社トーンアンドマター代表、東北大学大学院非常勤講師、NPO ピープルデザイン研究所 理事、一般社団法人 デジタルファブリケーション協会 理事。
建築学を専攻後、外資系経営コンサルティングファーム、不動産企画開発会社に勤務。ホテル「CLASKA」では総合プロデュースを担当。その他、都内・上海で複数の商業施設をプロデュース。
独立後は、都市・まち・建築に関わる事業開発と空間デザインの融合を目指し、商業店舗のプロデュースのほか、上海万博のパビリオンをはじめとする複数の大型商業施設のプロジェクトに参画し企画・事業推進などを手掛ける。
受賞歴に「Wallpaper Design Award」「Asia Design Award」「JCD Design Award」など。著書に『建築プロデュース学入門』『まちづくり: デッドライン』がある。
URL http://www.toneandmatter.com/

42nd 2013.5.10

May 10th, 2013

坂倉建築研究所 金曜会 /谷尻誠氏

「考えることをかんがえる」
 
今回の講師は谷尻誠氏。広島を拠点にSuppose design officeを主宰され、「建築家」と一言では表せない程多方面で活躍されている。坂倉建築研究所東京事務所に隣接するミッドタウンでも、2012年秋にmountain gymと名付けられた屋外アート作品が展示され、所員の多くが身近に気になる存在として感じていた講師だ。元々は意欲的な作風の住宅や店舗内装の設計において注目されるようになったが、今では様々なメディア等でごく自然に作品や谷尻氏本人が登場するようになった。建築家の定義、職能について新しい風を吹き込もうとする姿勢が、所員に多くの示唆を与えてくれると感じ、今回の講師にお招きするべくオファーをさせていただいた。

[独立するまでの経緯]→[日常のデザイン活動に取り組むポリシーとキーワードの紹介]→[代表作の設計プロセス]という順序でスライドは進んだが、金曜会の聴衆が強く感じたのは、既成概念にとらわれずに、常に一歩引いて考える・気づくという一貫したスタンスだ。その一方で、単に目新しいものを発表したいのなどではなく、「新しい常識」になるデザインを提示できるかに意義を置いて活動しているとの説明があり、レクチャーのテーマの根底に流れる意図を理解することができた。
作品のスライドの中ではコンペへのチャレンジとサクセスストーリーも紹介があり、分析と作戦立ての意見交換には所員も大いに笑い、大いに参考になった。

坂倉建築研究所の「金曜会」と同様に、suppose design officeにも社内レクチャー行事がある。しかし、「THINK」と名付けられているこの行事は金曜会とは大きな違いもある。それは、基本的には建築専門のゲストを呼ばず、谷尻氏が出会った他業種のトップランナーを呼ぶ所だ。これにより、大半の時間を事務所内で作業している所員たちにも、谷尻氏の触れている世界を同じように感じることが可能になり、経験の多寡に関わらず多様な価値観が養われるという大きな意義があることの紹介があった。このような活動により、実際のデザイン・設計を進める際にも、拠り所とする与件の優先順位を入れ替えることに躊躇なく決断が可能となり、その結果新鮮な作品が生まれているのではないかと感じた。

会のスライドはipadを使って操作が進められたが、会の後半では、ほぼ即興でフリーハンドでの大喜利のようなアイデアのキャッチボールも起こり、レクチャーのテーマを凝縮したような一コマとなった。そして中締めと記念写真撮影の終了後には、有志が谷尻氏を囲んで、言い足りなかった質問や感想をぶつけて盛り上がっていたのが印象的だった。(記録:吉田)

[講師略歴]
1974年 広島県生まれ。1994年 穴吹デザイン専門学校卒業後、1994年~ 本兼建築設計事務所、1999年~ HAL建築工房に勤務。2000年 建築設計事務所Suppose design office 設立。現在 穴吹デザイン専門学校非常勤講師、広島女学院大学 客員教授。近作に、「等々力の集合住宅(森音テラス)」「沼袋の集合住宅」「MOUNTAIN GYM(東京ミッドタウン芝生広場内)」等。
URL  http://www.suppose.jp/

41st 2012.8.3

August 3rd, 2012

坂倉建築研究所 金曜会 /井上洋介氏
 
「住宅設計の現場から」

 
今回の講師は、坂倉建築研究所OBである井上洋介氏(1991年-2000年に在籍)。独立後は住宅設計を中心に活躍し、多くの作品が雑誌等に掲載されている。中でも特に、研究所在籍時から継続しているコンクリートをはじめとする素材の扱いを磨きながら、クライアントのライフスタイルに密着した空間設計における優れた感覚を評価されて注目されている建築家だ。

レクチャー当日の様子をレポートする前に、是非記しておきたい印象的な出来事がある。我々金曜会の担当者は、事前に講師の事務所を訪問してレクチャー内容について下打合せをする流れを通常とっている。都内にあるペントハウス形式の特徴ある井上氏の事務所での、濃密な設計秘話の披露は、非常に印象的だった。「研究所時代の建設現場常駐時に所長から送られてきた手紙」、「クライアントとのやり取り」、「発想となった図面・ディテール・サンプル」、「変遷の解る現在進行形の模型」等を、短い時間で惜しげもなく、次々と取出し説明してくれた。その思考の深さに、話を聞いた二人は圧倒され、レクチャー当日の期待が大きく膨らんだ。

かくして金曜会当日は大盛況となった。失敗や苦労話も気さくに織り交ぜながら、自己紹介の延長のような井上氏のヒストリーが展開された。スライドでは、初期作から最近作に移るにつれ、住宅の規模は大きく、テーマは深くなっていくのが手に取るようにわかった。

聴衆とのやり取りの中で、「住宅設計を行う際、敷地内にとどまらず、『向こう三軒両隣』、ひいては街並みの成立にいかに寄与できるか」について、議論が大変盛り上がった。講師の見解だけでなく、質問する聴衆側の意見も引き出され、思考が鍛えられていく臨場感は、大いに所員のトレーニングになったはずだ。

また、井上氏の研究所在籍時の同僚も聴衆側に大勢居り、和気あいあいとエピソードが披露されて、特に若手所員は刺激を受けているように感じられた。むしろ、事前打ち合わせで語られた、ディープな設計に対する哲学・こだわりを話し尽くす時間が足りず惜しまれると感じたほどだった。

会の終了後は、旧知の仲間で親交を深めたり、研究所の目指すべき、時代を超えられる作品に必要な要素についてより考えを交わしていく光景があちこちで繰り広げられた。所員にとっての重要なきっかけを生んでくれた会となった。
(記録:吉田)

[講師略歴]
1966年東京都生まれ。1991年京都大学工学部建築学科卒業、1991年株式会社坂倉建築研究所入社。2000年に同事務所退社後、同年、井上洋介建築研究所設立。近作に、「目黒本町の住宅」「熱海の別荘」「戸塚の住宅」「八幡山の住宅」等。
URL  http://www.yosukeinoue.com/

40th 2012.3.23

March 23rd, 2012

坂倉建築研究所 金曜会 /吹田良平氏
 
「グリーンネイバーフッド 
 米国ポートランドにみる環境先進都市のつくりかたとつかいかた」

 
今回の講師である吹田良平氏は、「新生活習慣の創造」というスタンスから多彩な活動を展開しているまちづくりの仕掛け人。近著のタイトルでもある「グリーンネイバーフッド」をテーマに、米国オレゴン州ポートランドの取り組みをレクチャーいただきながら、都市の魅力創出について御話しいただいた。

ポートランドの、特にパールディストリクトと呼ばれる中心市街地について、開発の経緯と先進的な内容をスライドで説明いただいた。次々とスクリーンに映し出された、都市の臨場感が凝縮されたような写真の数々と吹田氏による都市の魅力を表現するキーワードの組み合わせは、その場の誰もが釘付けになる美しいスライドだった。

そして、金曜会のスタイル自体にも新しい取り組みが始まった。今回から、坂倉建築研究所の所員だけでなく、テーマに関連のある外部ゲストを招待し議論に参加いただくチャレンジだ。そしてこれが期待を超える化学反応を起こし、所員の理解を助けただけでなく、議論がより深化される好結果を生んだ。(記録:吉田)

[講師略歴]
1963年生まれ。 (株)アーキネティクス 取締役。大学卒業後、浜野総合研究所を経て現職。新生活習慣の創造が関心テーマ。生活起点に立った商業開発、都市開発の企画策定を中心に、関連する内容の出版物編集・制作も行う。主な実績に、渋谷QFRONT開発、商業開発専門誌「ZEROHOUR」編集・制作、「北仲BRICK & WHITE experience」(森ビル) 編集・制作、「日本ショッピングセンター ハンドブック」(商業界)共著等がある。

39th 2012.2.24

February 24th, 2012

坂倉建築研究所 金曜会/遠藤勝勧氏
 
「見る測る建築」
 
 
今回の講師である遠藤勝勧氏は、菊竹清訓建築設計事務所の元副所長であり40年間勤務した後、現在は自身の設計室を主宰されている建築家である。

まず、金曜会開催のタイミングが非常にタイムリーなものとなった。というのも、昨年末に菊竹清訓氏が逝去されたこと、またその菊竹氏が中心的人物となったメタボリズム運動をテーマとした展覧会が、事務所にほど近い森美術館での会期を終えたばかりであったからだ。そのため所員の期待も非常に高かったが、想像を上回る濃密な発表が待っていた。

通常、金曜会のスタイルはスクリーンに投影されたスライドを中心とした形式が多い。しかし遠藤氏の場合はスライドを始める前に、今までの膨大な実測スケッチやスケジュール帳から厳選されたページの原寸コピーが、会場の机を埋め尽くすように並べられていた。そしてその原寸コピーを手に取り解説しながら、19歳で菊竹事務所に入ったこと、経験不足をカバーするために終戦後の都心の建物を手当たりしだい実測しはじめた事、その後菊竹氏に勧められたアメリカ旅行をきっかけにして本格的に実測スケッチのスタイルを確立したという経緯を語っていただいた。並べられた原寸コピーを熱心に見つめる所員の姿が多く目に付いた。

そして圧巻だったのは、原寸青焼きで持参いただいた、西武大津ショッピングセンター(1976年竣工)を設計し監理した際に作成したという手描きの工程表である。会場の壁に貼り出したが、その密度の濃さは原寸とは思えなかった。

続いてスライドを使い、菊竹事務所の名作たちを、遠藤氏だけが知りえる経験を交えながら語っていただいた。菊竹事務所勤務時に担当した作品は実に400にのぼるという話しがあり、驚きの声が上がった。それぞれのスライドで、1枚の写真の美しさの奥に隠れた、設計時の菊竹氏とのやり取り、現場での施工側との交渉、クライアントとのコミュニケーションを、実際に交わした会話まで鮮明に語っていただき、時代を超えて目の前に浮かび上がってくるようであった。

ユーモアを交えた優しい語り口であったが、その思い出話の言葉の裏からは大変な苦労、またそれを乗り越えたときの喜びなどが自ずと所員に伝わってきた。会の終了時間が過ぎても、夜遅くまで遠藤氏を中心に話の輪が消えなかったのが印象的だった。
(記録:吉田)

[講師略歴]
1934年東京都生まれ。1954年早稲田大学工業高等学校卒業後、1955年菊竹清訓建築設計事務所入所。主な担当は「東光園」「島根県立図書館」「西武大津ショッピングセンター」「福岡市庁舎」など。1994年同事務所退所。1996年遠藤勝勧建築設計室を設立、現在に至る。最近作は「I.T.DESIGN STUDIO」など。主な著書に、「見る測る建築」「スケッチで学ぶ名ディティール」などがある。

2011.10.21

October 21st, 2011

坂倉建築研究所 金曜会 / 平田晃久氏

2011.8.5

August 5th, 2011

坂倉建築研究所 金曜会 / 水谷元氏

2010.8

August 1st, 2010

坂倉建築研究所 金曜会 / 村上晶子氏

2010.6

June 1st, 2010

坂倉建築研究所 金曜会 / パナソニック環境エンジニアリング 藤巻浩氏

2010.5.18

May 18th, 2010

坂倉建築研究所 金曜会 / 長谷川浩己氏

2010.4.9

April 9th, 2010

坂倉建築研究所 金曜会 / 山岡嘉彌氏

「手の記憶・手の記録」

2010.2.19

February 19th, 2010

坂倉建築研究所 金曜会 / ワークヴィジョンズ 西村浩氏, アクリア 田村由香理氏

2009.11

November 1st, 2009

坂倉建築研究所 金曜会 / 鬼木竹義氏 遠藤誠氏 LUMINOVA 香月創星氏

2009.10

October 1st, 2009

坂倉建築研究所 金曜会 /takram design engineering 畑中元秀氏 田川欣哉氏 渡邉康太郎氏

2009.8

August 1st, 2009

坂倉建築研究所 金曜会 / EARTHSCAPE 団塚栄喜氏

2009.7.8

July 8th, 2009

坂倉建築研究所 金曜会 / 二川幸夫氏

2009.7

July 1st, 2009

坂倉建築研究所 金曜会 / タピエ 玉井恵里子氏

2008.10

October 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 / 廣村正彰氏

2008.9

September 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 /佐藤 淳氏

2008.8

August 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 / 山下保博氏

2008.6

June 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 / オーノJAPAN 大野博史氏

2008.5

May 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 / TNA 武井誠氏 鍋島千恵氏

2008.4

April 1st, 2008

坂倉建築研究所 金曜会 / 藤森照信氏

2007.11

November 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 松下美紀氏

2007.8

August 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / ICE都市環境照明研究所 武石正宣氏

2007.6

June 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 高橋工業 高橋和志氏

2007.5

May 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 千葉学氏

2007.4

April 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 手塚貴晴氏

2007.3

March 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 深澤直人氏

2007.1

January 1st, 2007

坂倉建築研究所 金曜会 / 金箱温春氏

2005.11

November 1st, 2005

坂倉建築研究所 金曜会 / ヨコミゾマコト氏

2005.7

July 1st, 2005

坂倉建築研究所 金曜会 / 堀部安嗣氏

2000s

January 1st, 2005

坂倉建築研究所 金曜会 / プレイスメディア 宮城俊作 氏

2000s

January 4th, 2000

坂倉建築研究所 金曜会 / 斎藤裕氏

2000s

January 3rd, 2000

坂倉建築研究所 金曜会 / 妹島和世氏 西沢立衛氏

2000s

January 2nd, 2000

坂倉建築研究所 金曜会 / 近江榮氏

2000s

January 1st, 2000

坂倉建築研究所 金曜会 / 原広司 氏


 
 
 
 
 
 
 

kinyoukai/金曜会

金曜会について

January 1st, 1980

「金曜会」は、所員の知見を広める目的で外部から講師を招き、レクチャーや議論を行うイベントです。年に数回金曜日の夜に開催され、講師は様々なフィールドから招くことにより、毎回違った新鮮さがもたらされます。そして2012年からは、所員だけにとどまらないオープンな行事にするべく進化してスタートしています。

The “Kinyoukai”  is an event which invites guest lecturers in order to spread the associate’s knowledge.It holds several times per year on Friday night. The lecturers are not only architects.From 2012, we start “Kinyoukai” evolved to make it the open event. it the open event.